1108人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
男らしい色気を放つそれに、かぁ……と耳まで熱くなるのを感じる。
ドキドキしていることを悟られないよう、壱葉は浩輔から顔を背けた。
「だっ、からっ! 早く入れろって……」
「……ねぇ、女の子みたいに濡れてんよ、分かる? 」
言うなり、節高な指がずるずると寸前まで引き抜かれたかと思うと、一気に奥まで押し込まれる。
堪え切れずに漏れる声。
行為を思い浮かべさせるような動きを繰り返されて、我慢出来ずに腰が揺れてしまう。
「あ、は……、んっ、んっ…… 」
「ぬるぬるして、温かい。 吸い付くようにまとわりついて、奥まで引き込もうとする。 指でこんなに気持ちいいなら、俺、壱葉ん中に入ったらどうなっちゃうんだろう 」
まるで壱葉の中を知らないような言い方に眉を寄せれば、浩輔が苦笑しながら言った。
「自分では分かってないの? 今日の壱葉、いつもと何だか違うよ? 」
最初のコメントを投稿しよう!