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「やだっ……お兄様……やだっ……!」
初めての感覚が
僕をおかしくする。
「やっぱり何でも受け入れる」
それは征司も同じこと――。
「もう一つ入れてやろうか」
「ダメッ……!」
「どうせすぐ溶けてなくなるさ」
目を閉じていても分かる。
滅多にない王様の息遣いの乱れ。
「なんならいくつ入るか試してみるか?」
誰もいない。
2人きりだもの。
「お兄様っ……!」
「決めた」
変質的な支配欲は
どんどんエスカレートしてゆく。
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