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「イッ……」
そして本当に
試してみるんだ。
「声に出して数を数えろ」
「えっ……」
「始めるぞ」
無理強いして
夢中になる。
僕の身体のあちこちを滑らせ
時にはお兄様か僕が口に含んで
丸く溶かした氷を
「一……二……さんっ……ンンッ!」
僕の声に合わせて
征司は体内に埋めてゆく。
「ねえ、もうダメッ……!」
「まだまだ入りそうだ」
言っても
氷は溶けるんだ。
「もう前のが溶けて流れてきてる」
「イヤぁっ……!」
僕が熱くなるだけ
前の侵入者を溶かして
また次のスペースを作るから――。
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