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僕は途中から
「もう無理……!無理なのぉっ……!」
泣き声とも喘ぎ声ともつかぬ声で
必死に叫んでいた。
「なんだ?もうおしまいか?」
「冷たいの……ヤなの……!ンンッ……!」
最後に口に含んだ氷を
息切れする僕に口移しで捻じ込むと。
「それじゃ違う遊びをするか?ん?」
それは
誘導尋問だった。
「違う遊びがいい?そうなのか?」
次に何が待っているか
分からないのに――。
「……はい」
僕は大人しく返事するほかなかった。
「よし。それじゃ次の遊びをしよう」
征司は僕の頭を撫でて
悪魔のように甘く囁いた。
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