時には可憐な少女のように

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「あの、この鏡は何ですか?」 結奈が、先に質問した。 「作業の様子を、一般の人も見学できるようにしたんだ。君たちが作業に集中できるように、この部屋から見て鏡、お客様から見て窓ガラス、つまりマジックミラーになっているんだ。」 マジックミラーは前から知っていたが、そんな用途があるなんて、知らなかった。 「じゃあ、ここに名前を書いて。」 二枚の紙が、長机に置かれた。名前と、学校名を書く欄があった。 指示通りに、記入を終え、男性に渡した。
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