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エピローグ
俺は今、化け物を見ている。見上げている。
俺はすぐそこの丘で頭を組んで寝ている少女に殺された。そんで今俺がいるのはいわゆる「あの世」だ。
普通、皆が想像するのはきっと地獄の赤黒い世界だとか、天国の淡い色の世界だとかだと思う。俺もそう思っていた。だが、実際は全然違う。よく見かけるライトノベルでの《異世界》だった。
俺はその「あの世」つまり現実世界ではない《異世界》にいる。
その《異世界》ではやはり定番のダンジョンに今は潜っている。
はじめに言ったのは俺の前にポップつまり出現した化け物の事だ。やはりダンジョンなのでモンスターが湧く。
今ポップしたのは4本の腕を持つ多腕型の鬼型モンスターだ。
「ぐぁぁぁ~!」とお決まりのようにして鳴くそいつに「べただなぁ~」と思いつつ
「はぁ~」
と、ため息を漏らしながら持っていた大太刀を片手で上段に構える。
実はこのモンスターはもう、今日だけで20体は倒した。
「覇炎斬…」
と、覇気のない声で近ずいてきたところを両断する。当然鬼もガードはするがそんのものは意味がないくらいの炎で焼き斬る。
俺が今振った大太刀については
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