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「お前はあの時、手に入れたその銃の力で周りを黙らせただけ・・・・・・その銃とピアスをパウロに返せ。そして……二度と顔を見せるな!」
ティーチが威圧的にそう言い放つと親玉は言われたとおり、その場に銃とピアスを投げ置き、情けない悲鳴をあげながら逃げて行った。
「もうあいつに悪事を行う余裕は残っていないだろう……お前がいつまでも心を痛める必要はない」
そう言いながらもティーチは目前に迫るパウロの本当の苦悩を見据え、必死に涙を堪えるパウロを見守っていた。
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