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二人の出会いは高校の入学式で、すぐに意気投合して仲良くなり、互いに意見をハッキリ言い合う程に仲が良い。(もちろん口論も結構ある)
「コラッ!!私を置いていくな!!」
2人が言い争いをしていると1人の女子が長いポニーテールを揺らしながら走って近付いてきた。
彼女の名前は上條 楓(かみじょう かえで)、光とは小学生からの長い付き合いで、俗に言う幼なじみである。
「相変わらずまた、上條と一緒に登校してたのか」
2人一緒の登校は最早当たり前と思っている龍也は特に驚きもせずに言う。
「ちょっと、何その『当たり前』みたいな言い方は!?」
龍也の言葉にすぐに噛み付く楓。
「いやだって、この高校に入学して2ヶ月経つけど、ほぼ毎日一緒に登校してんじゃん」
龍也が言うように、光と楓の登校はほぼ毎日一緒なのだ。
「そんなの同じ学校なんだから、ただの偶然よ!!」
龍也の考えに対して楓は偶然と答える。
「上條氏は偶然と仰っていますが、本当でしょうか?」
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