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「逃げて……」
メロンちゃんが言うのと同時に、俺は逃げた、ダッシュで逃げた。
店を飛び出し。着の身着のままで、駐車場に止めてあったバイクにまたがると、俺は無我夢中で店を後にした。
翌日、俺は朝出勤してきた店長に、大目玉を食らったのは言うまでも無い。
しかもその日の夜、助けたお礼と言われ、メロンちゃんにメロンソーダを奢るはめになった。
ちなみに、あの現象はしばらく続いた。見つからないように仕事をし、見つかったら逃げるの繰り返し。
そのたんびに俺は、メロンソーダを奢るはめになった。
メロンちゃん曰く、あの時店の中にいた客の誰かが、あの女の子の体を持っているみたいと言っていたが、
正直その時の俺にはどうでもいい事だった。
とりあえず言える事は一つ、
だから言ったんだ。メロンちゃんに関わると、ろくでもないことが起こると……
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