要らないモノ

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そんな事を勝手に、自問自答をしているせいで 朝起きた理由を忘れそうになっていた。 何かのせいにして、勝手に、言い訳をして。なんて事すら自問自答する。 ――――学校か。。 ため息混じりに出た言葉。 正直行きたくない、実のところまったく好きじゃない、 が、、俺には行かなきゃいけない義務がある。 理由がある。 目を覚ますために カーテンを開けば気分がいい程の日光が部屋へと射し込んできた。 徹夜だったせいか、その光は、自分が吸血鬼何ではないかと思うほどに 辛く突き刺さる (眩しいな、目があかねぇ。。顔あらってこよ) 独り言、歩ききしむ音がむなしく響く 鏡を見て、日課のように顔を叩く まるで儀式のような行動、いや、僕にとっては儀式みたいなものか。 冷水で豪快に水をすくい、顔に叩きつけるかのように 洗う。別に、ドMではなく、あくまで儀式。だと思いたい 顔を拭き、一部屋しかない六畳の個室に戻る。 いつもと何も変わらない行動だ。行動のはずだった。 ――――そう、思っていた。思い込んでいた。ただ、ただ結果はあくまでも結果を産んだ。この結果を
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