空想

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空想

さあ、ここから私の頭の中である。 あなたがいる世界は、私の頭の中。 そして、あなたの頭の中である。 ここからは、あまり深く考えずに読んで欲しい。 ある男はある女に言った。 「愛とは深く浅いものである。」と。 女には、その言葉の意味が理解出来なかった。 友達に聞いても全く理解ができなかった。 女は、その言葉についてずっと考えるようになった。 だが、考えすぎて考えることに飽きてしまった。 しばらく経って、女はその言葉を忘れてしまった。 男は女に向かって言った。 「記憶や思い出は、愛の形である。」 また女はその言葉の意味を考えるようになった。 しばらく経って、また、考えることをやめてしまった。 あなたは、この言葉の意味を理解できるだろうか。 私は、できる。 それは、何度も言うが、私の空想の世界であるからだ。 あなたは、この物語についてどう思ったのだろうか。 少なからずこれを読んでいる人の中に私と同じ考えを持っていると私は思う。 それは、読んでいる本人にも、書いている私にもわからないことである。 今の物語は、地図の中の小さい国の一部である。 まだまだ旅は続いて行く。 ついてきてくれるとありがたい。
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