第1章

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「竜樹、今日どっかよる?」 「なんで」 「時間あるから、じゃん?」 「どこでも、千尋の行きたいところでいいよ」 「じゃあ、デパートでも行くか。服、そろそろ買いたい」 「おっけー」 それと同時に、帰ろうとした時だった。 「藤原と、一ノ瀬だよね?これからどっか行くの?」 「デパートに。」 千尋がそう答えると、そこにいる二人は満面の笑みを浮かべた。 「僕らも一緒にいい?あ、僕は火野未来(ひの みらい)」 「俺は立花雫(たちばな しずく)よろしく。」 火野未来、可愛い系、弟とかにしたら可愛い、明るく元気なやつ。一人称が僕。 立花雫、紳士で優しく包容力がある、大人びたやつ。 それに、俺の幼馴染、藤原千尋。面倒見がよくぶっきらぼうな口調になるときも。優しいやつ。 そして俺、マイペースで自分のペースで動く。 この四人が、いつメンとなるのだった。
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