あなたの匂い

4/5
前へ
/5ページ
次へ
「聞いてる?」 「はっ。あ、ごめん。何?」 「だから、今日。俺の実家行こうか。」 「あ、そうだった!夕飯一緒にって言ってたもんね。」 「嫌?」 「嫌じゃないよ。」 「良かった。」 彼がニコリと笑う。無精髭で見にくくなったエクボのある頬にそっと触れた。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加