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おじいちゃんおばあちゃんはもう年金暮らしで、そんなに金銭的に余裕があるわけでなかったから、お母さんは必死で働き口を探した。
「いつまでもメソメソしてたら、お父さんに怒られちゃうわね。」
そう言って出かけていったお母さんは、強くてカッコ良かった。
お母さんは、私の憧れ。
本人に言ったことは無かったけど、美人でなんでもできて優しいお母さんのことを密かに尊敬していた。
数日後お母さんは働き先を決め、お父さんがいなくなってから、ようやく安定した日々を過ごしていた。
私も中途半端な時期に転入したにも関わらず、学校の友達はみんないい子ばっかりで、本当に良くしてもらっていた。
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