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「ふふ、断る。」
私も負けじと笑顔で対応する。
翔は修也の親友で、以上私を含めた4名がいつも一緒にいる仲良しグループ。
と言っても、仲良し3人組に私がお邪魔しちゃったんだけど。
「やって、っておかしいでしょ!せめて見せてくださいって言ってよね!」
「自分でやりたくねーんだよ!」
睨みながらノートを押し付け合う。
そんな様子を見て、周囲のみんながお似合いの2人だなんて思ってるとは、私たちは気づかない。
美嘉たちを見るとどうやら決着がついたようで、美嘉のノートを必死に修也が写している。
美嘉と目が合うと、美嘉はピースサインで笑って見せた。
美嘉が勝ったみたいね。
どうやら奢らせる約束をしたみたい。
それなら私も…!と、宿題をやってあげる交換条件で奢ってもらう約束をした。
そのため必死に宿題を写しているのは私。
その隣でのんきに笑ってる翔を見ると、なんだか負けた気がする…
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