コーヒーと僕

僕の時間

現実じゃないような気になる。

扉を開けるとリンリンと涼しげな鈴の音がする。

それと同時に芳ばしいコーヒーの匂いが身体を満たす。

店内を見渡すと店主とおぼしき人が奥のテーブルで煙草をくわえながら新聞を広げていた。

いいですか？と声をかけるとお好きな席へどうぞと穏やかな笑顔で対応してくれた。