プロローグ 孤独な世界

2/2
前へ
/181ページ
次へ
無音。 真っ暗な世界にただ1人私がいる。 なんの音もない、光もない、出口もわからない。 ここはどこなのかもわからない。 どんなに身体を動かしても、なんの感覚もない。 どんなに声を発しても、自分では聞こえない。 戻りたい。 …どこに? ここではないどこかに。   そのどこかを私は知らないけど、心がその場所を求めていた。 私だけしかいないこの世界から早く出たい。 お願い、助けて…!
/181ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加