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ミノルは鬱屈した感情をいつでも首にできる臨時労働者を扱き使うことで晴らそうとしたのです
ミノルは鬱屈した感情を晴らすために臨時労働者をイジメました
ミノルにはそうするしかなかったのです
ミノルは自分の行動が正しいと信じようとしましたが、ミノルの行動は常軌を逸していました
時間内に終わらない仕事を臨時労働者に押し付けて、臨時労働者が残業代をつけると、
「うちの臨時労働者は残業代をまたつけたぞ！」
と若い社員の前で叫びました
若い社員はミノルがおかしいと思っていたけど、強面のミノルの言うことに頷くしかありませんでした
「これぐらいの仕事は時間内で終わらせなければあかんで！」
ミノルは臨時労働者に向かって周囲に聞こえるほどの大声で言いました
臨時労働者は納得しない表情でしたが、強面のミノルに反抗することは出来ませんでした
そんなミノルに主任も何も言いませんでした
聞いて聞こえないふりをしたのです
主任も臨時労働者が残業代をつけるとグループの経費削減の目標を達することが出来ないので暗にミノルの行動を認めていました
みんな自分の生活を守ることに精一杯で悪いことでも受け入れていくしかなかったのです
しまいには主任も臨時労働者に向かって言いました
「同じ量の仕事だから時間内で終わらせなければ残業代はつかないよ！」
臨時労働者の男は不満を露わにしましたが、不況下の生活の為に歯を食いしばって耐えました
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