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そしてその不毛な争いは寮の管理人さんが止めてくれるまで延々と続いた。
因みに管理人さんも女性だった為、もれなく龍也に惚れた。
若くて美人だった。
ふざけんな。
「俺は403番だったぞ。悠真は何番だった?」
「俺は405…って事は2個隣になるのか。間は誰なんだろうな」
龍也が管理人さん相手にフラグを立てたところで、顔を赤く染めた管理人さんから龍也が鍵を受け取り、鬼の様な形相をした管理人さんから俺が鍵を受け取って番号を確認する。
何かやっぱり俺だけおかしいよなぁ?(半ギレ)
「ウチが404なので間はウチですね」
「うおぉぉぉおおい?お前どこから湧いて来たんだ??」
「失礼な。人を害虫か何かみたいに言いやがるんじゃーねーですよ」
俺たちが部屋に行くのに階段を登っていると、突然後ろから声が聞こえ後ろからヌルッとトーカが姿を現した。
何だこいつ、ゴキブリかよ。
「トーカ気配を消すなよ。悠真がビックリしてるだろ?」
「逆に何でお前はビックリしなかったんですかねー」
こいつやっぱり人間じゃないだろ。顔からして人類超越してるし。
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