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そうこうしてるうちに4階まで辿り着き、自分たちの部屋の前まで着く。
「まあ外見がこんなにデカかったらな…。中身も…な…?」
「何を1人で言ってるんだ。さっさと入って荷物開けるぞ」
「だから俺は荷物ないんだよなぁ…」
「荷物無いとかかわいそーですね。ププッ」
俺を煽るだけ煽って自分たちはさっさと入って行く龍也たち。
仕方ないと溜め息を吐き、俺も自分に割り当てられた部屋に入ることにする。
鍵はかけられていなかった為、ゆっくりと開けて入って行く。
「お邪魔しまーす…」
初めて入る部屋だから当たり前だが、自分の部屋と言われても何だか実感が湧かない。
「おおー期待を裏切らないこの広さ」
玄関で靴を脱ぐことなく(異世界に土間という概念は無かった)、リビングまで行くと1人暮らしをするには広すぎる広さだった。
リビングがこのくらい広ければ寝室はどうなってるのだろう。
ベットなんかデカくてフカフカなんじゃないだろうか。
俺はワクワクしながら寝室の扉を盛大に開け放つ。
するとそこには何故か着替え中の女の子がいて俺は殴られることになるのだった。
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