第5章 執行者と愉快な仲間達

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◇ ◇ ◇ 何だか周りが全部真っ暗な中でフワフワしている。 その中で俺は思い出していた。 何故自分がこの世界に来ることになったのか。 神とどんな話をしたのか。 そして何故今真っ暗な中にいるのか。 自分で自覚した瞬間に目が覚めた。 ◇ ◇ ◇ 最初に目に入ったのはさっきとは対照的に真っ白な天井。 どうやら俺は仰向けに寝ているらしい。 ゆっくり体を起こすと周りにはカーテンが敷かれていてここがどこなのか確認出来なくなっている。 取り敢えず寝てスッキリして体の異常が無くなった為現在の場所を確認しようとカーテンを開ける。 すると椅子に座って真剣に本を読んでいた龍也が俺に向かって手を振っているのが目に入った。 「おー、起きたか覗き魔くん」 「…いやその件に関しては本当に不本意なんだが…」 何故自分の部屋に入って変態扱いされなきゃいけないのか。 誠に遺憾である。
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