第5章 執行者と愉快な仲間達

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「取り敢えず人呼んで来るからな。ちょっと待ってろ」 そう言ってドアを開けて出て行き、この部屋には俺1人になる。 その際に周りを見渡してみるが棚に薬品、包帯などが並んでおり、さっきのベッド周りのカーテンを見て思っていたがどうやらここは保健室の様だ。 ここが何処か分かり椅子に座り、椅子を回しながらのんびりしていると廊下からパタパタと足音が聞こえ、ドアが開いた。 ちょうど背中がドアに向く様な方向になってしまった為、誰が入ってきたのか確認しようと再度椅子を回転させドアの方を向く。 するとそこには下着姿の女の子が…って 「いやいやいやいや??何でだよ!俺の部屋に居たこととかもそうだけど、何でだよ!!何でまだ下着なんだよ、おかしいだろ!!」 俺が言いたい事を一息に言い切ってしまうと、謎の女の子は面倒くさそうに溜め息を吐く。 「?何だ?きちんと服は着ているだろう?」 「おい誰かこいつに羞恥心と服の概念を教えてくれよ」 前の世界で女性の下着姿なんて母親と妹しか見たことがなかった為、免疫がない俺は自分の顔が真っ赤になって行くのを感じた。 さっき殴られ意識を失った時は認識する前だったから尚更だ。
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