第5章 執行者と愉快な仲間達

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「取り敢えずあんたは誰なんだよ」 謎の女の子に服を着せメンバーが揃ったところで職務質問をする。 下着姿で出歩いているから職務質問と言うのもあながち間違いでは無い。 俺警察じゃないけど。 「そういえば君とは初めましてだったな。私はレイ・ルイーナと言う者だ。君達と同じで他の世界から召喚された。そこの龍也とは城で顔を合わせたな。」 「えっあんたも勇者なの?変態の間違いじゃなくて?」 「本当に酷い言われ様だな」 レイと自己紹介した女の子が悲しそうな顔をして俺を見る。 そんな顔をしてもダメだ。 俺の世界で同じ事をしてみろ、一発で捕まるから。 逆に何故学校で下着姿で出歩いて何も無いのかが分からない。 「こ、これでも魔法は得意なんだぞ!」 「だが変態」 「勉強も出来るんだぞ!」 「だが変態」 「運動だって出来る!」 「だが変態」 「変な合いの手を入れないでくれ!」 「だって本当の事だろ?」 公共の場で下着姿で出歩く様な奴は変態以外にありえない。
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