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「はじめ人間ウギャートルズ
の死神のセリフなんか
使うなよぅ」
「ふふふ、
出来るわね。若いのに。
駅で網を張っていて、
美味しそうな血の持ち主を
探していたのよ」
「あ、もしかして
俺が気絶しかけたのって」
「そう。
あのまま気を失って
こちらに歩いて来させる
つもりだったのに
邪魔が入ったのよね」
ニヤリと笑んだ彼女は
一歩踏み出し、
達也と美咲は
手を取り合ったまま、
一歩下がった。
「た、達也、
これってほんとかな?
夢を見ているとか」
「そ、そ、そう思いたい」
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