ホハイの缶詰・メロモの飴

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驚く美咲を他所に、 黒岩さんは 作業着にエプロン姿のまま 軽快に自転車をこいで、 松林を抜けて 墓地が見える所まで来ると 鮮やかなターンをして 自転車を止めた。 「あぁいうのを 不審者っていうんだよね。 なにはともあれ 野良吸血鬼の餌に ならなくてよかった。 今日はお詫びに助けたけど 今度からは自己責任で よろしく」
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