ささやかなしあわせを見つけてみた 2024年8月29日

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ささやかなしあわせを見つけてみた 2024年8月29日

会社をやめてからというもの、 あたらしい服を買わず、 ひとり旅行もせず、ゲームソフトも買わず、東京へ買い物もせず、 週刊誌も買わず、ただひたすら、タダで満足できるものを探してきた。 最近わたしが、なぜこのことに気づかなかったのだ、というものがある。 それはとなり村の図書館の利用である。 わたしは上田市民なので、上田市の公立図書館で本を借りる。 税金を払っているところの地区の図書館しか利用できないとおもっていた。 が、なんと、となりの青木村の図書館の本も借りられることをしった。 さらに、上田市のとなりの東御市の図書館でも借りられるのだ。 ただし、複数の図書館で本を借りても総貸出数はひとり10冊まで。 それはオンラインで個人情報が各図書館が共有しているわけである。 わたしからすれば、上田市の公立図書館へは車で40分かかる。 ところが、青木村の図書館は車で10分でいける。これはありがたい。 蔵書は村のほうがすくないが、比較的あたらしいものが借りられる。 さいきん売れ始めた「変な家 穴雨」おもしろかった。 「アホか。  百田尚樹」おもしろかった。 上田市では、注目された本、直木賞とか本屋大賞クラスの本となると、 予約待ちが100人を超える。なかなか読めない。 いま「村上海賊の娘  和田竜」(2013年)を読んでいる。 働いていた当時、読む時間がないと、本屋の平積みをながめてた本だ。 ありがたい。 司書のおすすめという「ピンクとグレー  加藤シゲアキ」も読めた。 どのようにおすすめか、ナメてかかって読んでみたらおもしろくて驚いた。 さらに、雑誌も先月号から借りられる。 いま「サライ 8月号」を読んでいる。これは7月に発行されたものだ。 上田市だと3か月以上待ってから貸し出しできるのである。 たぶん、そこは青木村には本屋がないので、その役目もあるとはおもう。 出版されたばかりの本、話題の本をおおく取りそろえている。 しかも青木村図書館は環境がいい。利用者がすくない。 それに、あたらしい建物なので、クーラーが効いていてここちいい。 上田は子どもがうるさくて、人もおおい。落ち着かないのだ。 で、なんで、いまさら図書館の本かというと、 わたしはこのごろ、無料のネットゲームばかりしている。 そこを反省し、この恩恵にあずかろうとおもっている。 ただ、そこの司書さんや係のひとたちからすれば、 ちかごろ、やけに薄ぎたない、へんな女が来るようになった。 と、話題にならなきゃいいけれど。 わたしがいく平日の図書館は、利用者がひとりかふたりほど。 ぜいたくすぎる空間なのだ。 すぐそばに、公共の日帰り温泉施設もある。300円だ。 仕事勤めにはできない、ぜいたくな時間のすごしかただとおもっている。
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