衣類をだしてみた  2023年8月6日

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衣類をだしてみた  2023年8月6日

ひさびさのエッセイである。 とても反省してる。あれも書こう、これも書こうとおもいながら、 億劫になっていた。 さて、わたしが会社をやめてから気にしていたこと。 それは衣類や物の整理だ。 とくにビジネス用のスーツやシャツがたくさんある。 わたしは当時、広告代理店の営業として勤めていた。 とうじ、上田市にある呉服店を担当していたこともあり、 スーツはそこで購入していた。 というより、おつきあい購入をさせられていたのであった。 出張のスーツ屋のキャンペーンなのだ。その呉服店は購入窓口だ。 ライバル会社や、放送局の営業担当者もしぶしぶ買う。 オーダースーツは4万は下らない。それが20着ほどある。 そこで、そのスーツを売ることにした。 服の買取業者をよんで査定してもらった 結果、「ここにシミがあります」「名前の刺繍入りはダメなんです」。 全スーツ、購入却下となった。がーん。 業者は、あーあ、こんな安物より、金製品のほうが金になるのになー、 みたいな顔をして却下理由を説明した。 そんななか、市の広報にこんな情報を見つけた。 いらない衣類やぬいぐるみを引き取ります、というものだ。 それは、そうした衣類を海外の発展途上国に寄付するものだ。 つまり、買取らないが、受け入れるという。 ためしに、コートやTシャツ、それにぬいぐるみをだしてみた。 かなしいことに、クリーニングにだして袋にはいったブラウスのほとんどは、 「ここ、黄ばんでます」という聞きたくもない理由で返品された。 ただ、ここなら、父親の衣類も処分できそうなのだ。 父の七回忌。もう、すべてを整理したい。 ここをつかって、わたしの家の衣類や物のすべてを整理したい。
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