腹黒王子とクーデレ君

俺の日常

誠side

アランは、金持ちだが普通の町にもいったりする。
だから、服はブランドばかりというわけではない。同じ学園に通うやつにあんまり理解されないらしいが、普通の値段で売っている服でも質が良くていいデザインのものは、多いと言う。

しかも、高い店では家柄によって対応の仕方が違うからあんまりアランは、好んではいない。
会社勤めのサラリーマンやOL、普通の学校に通う子供だって、金持ちと同じ人間であるのだから、区別するのは良くないとアランは、思っているらしい。

だから、身分を隠してよく町に買い物に付き合わせられたり、遊びに連れて行かせられたりする。これが以外と楽しいのだとアランは言う。お忍びというわけではない。親にもちゃんと許可を貰っている。

今日も許可を貰ったので、アランと服を買ったり、甘いものを食べたりした。

ア｢まこ、やっぱり町はいいね。｣

誠｢ああ…そうだな。｣
そんな会話をしながら、もう帰ろうっとアランが鹿賀さんを呼ぼうとした時。

モブ女1｢あのぉ、暇なら一緒に遊びませんかぁ～？｣

モブ女2｢お2人カッコイイですねぇ！｣
っと馴れ馴れしく女が近づいてきた。

ア｢あっすいません。俺達今から帰るとこなんです。｣
っとアランが王子スマイルをしながら断りをいれた。すると、何を思ったのか
モブ女1｢いいじゃない～。私達と遊んだ方が楽しいよぉ。｣
っと俺達の腕を掴んで上目遣いで言ってきた。

ア｢迎え来るので遊べないですけど……｣
っとアランも相変わらず笑顔で言っているが、ちょっといらつきを見せている。俺もあまりにしつこかったから

誠｢すいません、急いでいるで離してもらないでしょか？｣

モブ女2「私達いいとこ知ってるよ？」

誠「貴女達みたいな綺麗な方は、俺達みたいな子供なんかより、もっと大人の男性の方が似合っていると思いますよ？｣
っと笑顔で言ってみた。邪魔すんなよって意味をこめた笑顔を。すると、逆ナン女達は、｢はいっ！｣っと顔を赤らめてどっか行った。顔が赤かったが、気にしないことにした。