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俺の日常
誠side
春休みが終わるまであと一週間となった、ある日。
俺は、風紀委員会の仕事で王子学園の風紀委員室を訪れていた。書類を整理しに来たのだ。
王子学園は、俺の幼なじみの父親がやっている学園だ。そこに、俺は幼なじみに連れられて入ったのだ。ちなみに俺達は、初等部からこの学園にいる。ちなみにエスカーレータ式である。
王子学園は、金持ちが通う学校だが、一応補助金制度もあるので一般の生徒も通っていたりする。(詳しくは、また後で説明します!By駄作者)
あと、小さい頃から男に囲まれているから大体が90%ぐらいがホモで5%がバイであとの5%がノーマルだ。俺は、どっちにも興味ないからノーカウントだ。
金持ちの学校だから風紀委員室も結構、金がかかった作りになっている。
(4月から転入生か……騒がしくならなければいいが……)
すると、「コンコン」っとノックの音が聞こえた。
誠「誰だ?」
ア「俺だけど、入ってもいいかな?」
誠「……別にいい」
「ガチャ」っとドアが開いた音がして、目を向けなくてもあいつだという事はわかっている。もう10年ぐらいの付き合いだからな。
あいつとは、俺の幼なじみで王子 アランというのがやつの名前だ。
輝くような金髪で海の底のような深い色の碧眼。
まるで漫画の世界から連れてきたようなイケメンだ。皆やつを王子様など言うがあながち間違っていない。
しかも性格もいいときた。だから、昔から女子からも男子からもモテル。じゃあ妬むやつも多いかと言うと、不思議とやつの悪口を聞いたことはなかった。何故かあいつの周りには、よく人があつまった。
そんな事を思っていたら、やつは、目の前にいた。
ア「まこ、4月から新入生が来るのは知ってるよね?」
誠「ああ。」
ア「なら、話しは早い。その新入生なんか訳ありみたいなんだ。だから、風紀委員で注意してくれないかな?」
誠「そんな事いわれなくてもやる。それが風紀委員の仕事だからな。」
ア「ありがとう。でも、無理しないでね?まこは、1人でよく抱えこんじゃうから」
誠「……」
俺は、やつから窓に目をそらした。
ア「まこ、俺は心配なんだよ……」
やつにまた視線を戻すと悲しそうな顔をしていたから
誠「無理しないように努力する。無理したら、後からお前がうるさいからな……」
っと言うとあいつが嬉しそうな顔するから、出来る限り無理はしないと心に決めたのは、あいつには内緒だ。てか言えるわけない。
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