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頭がぼーっとする、後頭部にも鈍い痛みが残っている。口の中には鉄の味が広がっていて手も繋がれているようだ
アイ「うっ……こ…ここは…?」
「ブヒヒ…ようやくお目覚めですかぁ?」
目を開けると目の前にはピッグが気味の悪い笑みを浮かべながらこちらを見ていた。周りには黒いローブを被った人たちが立っている。ローブを深く被っているせいか顔はよく見えない
「ブヒヒヒヒ!さっきは邪魔が入りましたが今から正式に私の妻として迎えてあげますよぉ!」
「嫌っ!止めてっ!」
ピッグから逃げようとするが手を鎖で繋がれているためなかなか動けない
「ブヒ!ブヒヒ!無駄ですよぉ?ここは完璧な防音結界と麻痺結界が貼られた部屋なので助けなんて来ませんよ、ブヒヒ!」
鼻息の荒いピッグは私の服に手をかけた。着ているシャツをビリビリと破き、下着が露になる
「嫌っ!助けて!誰か!」
恥ずかしさと悔しさで涙があふれる。早めに帰ればよかった、お姉ちゃん心配してるかな、助けて!誰か!
「ブヒヒ!いいですねぇ…やはり生娘は最高ですなぁ~!」
私の太ももにヌルヌルした手がなぞられる。深い嫌悪感が鳥肌となって身体中に湧きだった。手はどんどんと上に上がり股下までやって来た
「いや…だ…グスッ…たす…け…」
ドガァン
「ブヒッ!?なっ!何事ですか!」
突然上から爆発音が響く。振動のせいかホコリがパラパラと上から落ちてきた。
「ピッグ様!侵入者です!」
「ブヒッ!何をしているんですか!?さっさと殺しなさい!」
「だァれを殺すって?」
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