第二章 再会

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まったく・・・私を一人にして奇田はどこに行ったのか? 私は、 奇田にはお土産コーナーに行くと言ったけれど、 実は前から絶対に乗りたいアトラクションがありそっちに行くことにしたんです。 奇田は、 今頃私と逸れてさぞ心細く思っていることだろう。 待ち時間約60分・・・流石に何の連絡もなしにいきなり消えたら驚くと思うが、 後でこちらから探し出すので心配はない。 60分経過後、 私は一人でそのアトラクションに乗り、 その後、 メインストリート・ハウスへと向い、 奇田正太郎を遺失物として登録した。 奇田の顔写真をセンターの人に渡し、 「お願いします」と言った。 私のほうでも彼を探さないと・・・遺失物?迷子?しかし、 ディズニーランドでは、 迷子の放送が無い。 これは何故だろうと私は疑問に感じた。 これだけの家族連れがいれば迷子なんて頻繁に起こるはずだ。 私には分からなかった。 ならば、 迷子を探す方法は・・・・遺失物登録をして探すほか無いのではないのか?それもどうかと思う。 奇田のほうから私を探してくれれば嬉しいのだけれど・・・
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