第三章 真実

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ボクは、 完全に迷子になってしまった。 パーク内には人だかりが出来ており、 まったくあかねさんを見つけることは出来ない。 どうすればいいのか分からず、 近くに通りかかったキャストらしき女性に声をかけた。 「すみません。 迷子になってしまいました。 どうしたらいいんですか?」「迷子ですか?あなたがですか??」「はい」ボクは、 キャストの女性に連れられてメインストリート・ハウスに行った。 「ゲスト様、 迷子シールを貼ってないんですね?」「迷子シール?なんですそれ」「これです」と男性キャストが、 ボクに迷子シールらしきものを見せた。 これが迷子シールか・・・でも今更このシールを肩に貼り付けても遅いだろう。 とボクが考えたとき、 「ゲスト様!親御さんから迷子の届けがこちらに届いております。 」と別のキャスト男性が言う。 ボクは、 安堵した。 しばらく、 待っているとあかねさんがメインストリート・ハウスに迎えに来てくれた。 「もう!どこいってたの!!」と怒っている。 ま、 ボクが見つかってよかったじゃないか。 「どうします?これ」男性キャストが迷子シールを手にニコニコと微笑んでいる。 「いえ・・・結構です。 ありがとうございました」と言い、
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