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ボクは、
完全に迷子になってしまった。
パーク内には人だかりが出来ており、
まったくあかねさんを見つけることは出来ない。
どうすればいいのか分からず、
近くに通りかかったキャストらしき女性に声をかけた。
「すみません。
迷子になってしまいました。
どうしたらいいんですか?」「迷子ですか?あなたがですか??」「はい」ボクは、
キャストの女性に連れられてメインストリート・ハウスに行った。
「ゲスト様、
迷子シールを貼ってないんですね?」「迷子シール?なんですそれ」「これです」と男性キャストが、
ボクに迷子シールらしきものを見せた。
これが迷子シールか・・・でも今更このシールを肩に貼り付けても遅いだろう。
とボクが考えたとき、
「ゲスト様!親御さんから迷子の届けがこちらに届いております。
」と別のキャスト男性が言う。
ボクは、
安堵した。
しばらく、
待っているとあかねさんがメインストリート・ハウスに迎えに来てくれた。
「もう!どこいってたの!!」と怒っている。
ま、
ボクが見つかってよかったじゃないか。
「どうします?これ」男性キャストが迷子シールを手にニコニコと微笑んでいる。
「いえ・・・結構です。
ありがとうございました」と言い、
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