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俺は、豪邸探偵、神宮寺四郎。
もう、お分かりいただけていると思うが、場所は豪邸、食事は
ビュッフェ。
今夜も、あいつ、ブラック・ファントムに会うなんて、
俺の探偵履歴もたいしたものだ。
ひとつ、わかったことがある。やつは、毒も使う。ほぼ、それだ。
そんな手でいかに俺をくるしめてきたか、やつはおそろしい。
だけに、対策ひとつで、いつでも逆転できる。
今までは、しなかっただけなのさ。対策も、なにもかも。
その俺が、どうして、今日はこんなに自信があるのかって?
対策だよ、対策。毒はもう卒業するの、今回で。
ま、俺は食事を始めるとするか。
「かんぱーい」「かんぱい」「かんぱーい」
ばたっ。
「大丈夫ですか、お嬢さん! この薬を!」
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