2#やっぱりナイショ!!

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 かーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかー!!!!!  他のゴミ置き場に群がったカラス達。  「ねーねーねーねー!!」  「なあに?バポナちゃん?」  「あなたの脚、何握ってるの?」  ・・・ギクッ・・・!!  「ねえ、見せて!!美味しい食べ物でも独り占めしようと?」  「ち、違うよお!!バポナちゃん!」  興味深そうにニコニコと笑いかけながら、バポナはビオレの脚を鋭い嘴で、ツンツンと突っつき始めた。  「や、やめ・・・」  ぱっ!  ・・・あっ!!脚の指開けちゃった・・・!!  「『ふうせん』?」  バッ!!  ビオレは、そそくさとその『お宝』を鈎爪で隠した。  「な、何でもないわよ!」  ビオレは、顔を赤らめてバポナに興奮しながら言った。  「私、隠し事嫌いなの。私もね、塒にいっぱい『お宝』を集めてるのよ。お互い様ね。」  「そそそそ・・・そうなの・・・?!わ・・・わたし・・・」  ビオレはアタフタとして、ゴミ袋へ嘴を突っつきに行った。  「逃げないでよ!話はまだ・・・」  「あったー!!また『ふうせ・・・!!」  「『ふうせん』?!あんた、今さっき、『ふうせん』って言ったよね!!」  「え、ええええ・・・そ・・・!!」  「かぁーーーーっ!!人間がゴミ回収に来たぞーーーー!!退散ーーー!!かぁーーーーっ!!」  リーダーカラスのアスレッドの号令に、カラスの群れは一斉に飛び去った。    かーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかーかー!!!!!  「ねえ、キスカちゃん。」    「なあに?バポナちゃん?」  「あいつの片脚の掴んでるの、気にならない?」  「うん!気になる気になる!あいつ、何隠してるんだろうね?」  「私、今、見たんだけど?」  「それ、中身はなあに?」  「ひそひそひそ・・・」「ぷっ?!」
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