悪夢ではない「お決まり」

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そして迎えた放課後。 俺は担任と、職員室にいた。 「--で、お前はそいつらに絡まれた、と。」 「はい。一応、お知らせしておこうかと。」 だいたいを話し終えてから、とりあえず対策をとろう、と話し合った。 結果、担任から出た言葉は 「お前さ、部活やってたろ?茶道だっけな。」 「はい」 「まぁ男子少ないだろうけどさ、同級で話しやすい奴とかいねぇの?…ほら、名護とか。」 「あぁ‥茶道にいますけど…」 「話しかけれそうか?」 名護さんねぇ…。まぁ、茶道部のなかならましか。 「まぁ、はい。」 「なら、とりあえずそれで。またなんかあったら言えよ。」 「わかりました。」 とはいっても、ヘタレチキンな俺に、すぐにすぐそれが決行できるはずもなく。 実際に動いたのはその5日後だった。
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