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しかし、実際に会うとなると話は別。シンちゃんが私のことを、どんな風に思ってそう言ったのかもわからなかったし、もし女として見られたら、私はどう接すればよいのだろうか。
私はバツイチで、小学生の娘がいる。まだ恋はしたいと思っているが、ネットでの出会いというのに抵抗がないかといえば嘘になる。でも、ネット繋がりとはいえ、シンちゃんも人間には違いない。
そう考えると、私の中で「彼に会ってみたい」という好奇心が生まれてきた。
きっと、シンちゃんはいい人だ。もしかしたら、恋に発展して再婚なんてこともあるかもしれない。私はそう思い、シンちゃんに会うことにした。
バツイチ子持ちの女が、男性からモーションをかけられるなんて、滅多にない話。再婚という発想は、ちょっと飛躍しすぎたかもしれないが、久しぶりに女として見られたことに対し、私の胸は高鳴っていた。
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