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「雅之さぁ~ん」
甘く囁く女の顔をみて
思うことは
この女にも飽きてきた…
そんな事だけだった
俺は、昼も夜も仕事が忙しい
オーバー40
若くはないが
決して老いてもいない
俺らの世代
あちこち気遣っていれば
女があちらから近づいてくる
英雄は色を好んだというが
あながち間違いではない
性欲の強い男は
仕事も秀でていると
俺はおもう
そろそろ新しい女が欲しい
バーで知り合ったこの女とは
今日限り会うことはないだろう
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