放尿刑事

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 だが、そんな渦中にありながらも、俺の下半身は大変な事態を迎えようとしていた。実は、たまらなく小便がしたくなってしまったのだ。  ここ最近、食事もろくに取らず、ウィダーインゼリーとポカリスエットのヘビーローテーション。そういえば、最後にいつトイレに行ったか、記憶がまったくと言っていいほどない。  俺はとうとう我慢ができず、マグナムで犯人を捉えたまま、下半身のマグナムちゃんをポロリと出してしまったのだ。  口径が小さいので、44とまではいかない4マグナムだ。 「な、なにしやがる!」  ここで驚いたのが犯人だ。それはそうだ、いきなりマグナムをもう一丁出されたのでは、驚かない方がどうかしてる。  だが俺は、犯人を一点に見据え、そのままの状態で一気に放尿した。 「単なる小便だ。気にするな」  俺がそう言うと、犯人は妙に納得した表情を浮かべていた。話しがわかる奴なのか、ただのバカなのか、今のところ謎だ。
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