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「あ?俺の秘密の趣味?
知ってどうする?。」
私は「単に知りたいからさ。」と、
そいつの問に答えた。
「…お前…
『知らぬが仏』って言葉、
知らねぇのか?。
お前が知っても…
それに『意味』が無くなるぞ?。」
それでも私は、
「簡潔にでいいから。」と聞き続けた。
…………………
「…なら簡潔に言ってやるよ。
『他人の隠したい秘密を知る事』さ…
んじゃ、俺の秘密を『知った』お前は…
『生かしとく意味』が無くなったんで
『消す』とするか。」
…感覚の全てを失っていく私が
最後に知ったのは…
…そいつの、
「…だから『知らぬが仏』と言っただろ?。」
の一言だった…。
~完~
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