バカ正直

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 淡いピンクのカーテンの隙間から柔らかな朝日が差込み私は目を覚ます。隣には、可愛い寝息を立てた彼がまだお休み中。私は、彼を起こさないよう、滑るようにベッドから抜け出した。  ここは、郊外に佇むラブホテル。彼のご両親に挨拶に行く途中、立ち寄ったのだ。  それにしても喉が渇いた。あの後、というのはどうしてこうも喉が渇くのだろうか。 「おはよう。もう起きてたんだ?」  どうやら彼が起きてきたようだ。ポカリスエットをボトルでグビグビ飲んでいた私は、その声に驚いて鼻からリバース。  ゲホゲホと老婆のように咳き込む。そんな私を見て、彼は無邪気に笑っていた。うん、やっぱり大好き。  ラブホテルを出ると、私達は彼はの実家へと向けて車を走らせた。朝飯は、コンビニでおにぎりを買っておいたので問題はなかった。私は車の助手席で、彼のためにおにぎりを製作。慣れた手つきで、おにぎりをフィルムからスルリと剥がす。まるで手品師のよう。うん、私っていい奥さんになりそう。
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