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俺は今神殿に居る。何故神殿に居るのかというと
事の発端は昨日の朝の呼び出しから始まった。
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俺が学園に入って二日目。登校して来たら道中で担任の夕凪火鈴と遭遇した。
「やぁやぁ吹雪君、君を探してたよ。私の王香ちゃんから君に手紙を預かっているよ」
ツッコミたい事が一つあるがとりあえず火鈴先生が取り出した手紙を受け取り中身を見た。
『朝風吹雪へ
学園生活はどうかしら?あなたの事だから
不自由なく過ごしてると思うけど。
あのリン・シュヴァルツァーさんに模擬戦
とは言え、勝ったそうね。
まぁ、貴方が負けた姿なんてあまり見たことない
から、当然の結果と考えてるのだけどね。
世間話はこれぐらいにして、本題に移るわね。
とある神殿に行って、倒してもらいたい魔獣が
居るの。
もちろん一人でとは言わないわ。
詳しい話は学園長室で話しましょう。
帝王香より』
「相変わらず、16歳とは思えない文章力だな」
そう呟いていると火鈴は微笑んで、
「当然よ。私の王香ちゃんは凄いんだから」と意味の分からない事を言い出したので逃げる為に学園長室に足を向けた。
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