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扉の方に顔を向けると目の前には見知った顔だった。
「知ってると思いますが紹介しますわ。2年R組所属の上村夜見(かみむら よみ)です。」
驚いた事に隣の席の女生徒だった。
その女生徒は黒く長い髪をなびかせどことなく神秘的な雰囲気を醸し出していた。
「知ってるもなにも隣の席なんだが……」
「あらそうだったの?とりあえず彼女と神殿に行ってもらいます」
「分かった」
とりあえず一時的とはいえ背中を預けるパートナー
なので挨拶をする事にした。
「え~と、何度も自己紹介してると思うが改めて……朝風吹雪だ。よろしく頼む」
「……よろしく」
聞き逃しそうなくらい小さい声だったが、この前の「関わるな」発言よりはだいぶマシだ。
「じゃあ挨拶もお互い終えた事ですし、明日早速準備して向かってもらいます」
「了解した」
「……分かりました」
2人でそう返事をしてから学園長室から出た。
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そして準備をして十分に睡眠を取りすぐ次の日になり、冒頭に至る。
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