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俺の意識はそこで途切れた。
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夢を見た
『お前は守れなかった』
『一族の出来損ない』
『お前に任せるんじゃなかった』
『出来損ないの欠陥品』
俺の夢の中で幾つも聞こえてくる罵倒
『俺が『春花』を殺したんだよ吹雪…』
『そいつ』はそう言って笑った。
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「っうあぁぁぁっ!」
俺は飛び起きた。
(……最近よく見るな……もうあれから10年が近づいてきてるからか…)
俺はそう思いながら拳を握り締めた。
(あいつだけは絶対に許さないっ!絶対にこの手で殺してやる)
俺はそう決意をしなおした。
「って!生徒会執行部の選定中じゃ!此処どこだ!?」
俺はようやくまともな判断が出来るようになった途端、大事な事を思い出した。
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