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「痛っ!お前誰だ!?」
俺は、今俺の事を吹き飛ばした奴に向かって問いただした。
「私の名前は、櫻木 大地『さくらぎ だいち』です。それよりも朝風吹雪!よくもぬけぬけと巫女様の前に姿を見せれましたね!」
櫻木は殺気を飛ばしながら俺を睨んだ。
「櫻木だと……?『元』No.2位の櫻木家か?」
「だったらなんです?」
「櫻木家は絶滅したはずだ!なのになんで櫻木家の人間が生きている!?」
そう……櫻木家は元々10ある名家のNo.2だった家系だ。
でも12年前、No.1の家系『朝倉家』によって絶滅した。
「私は櫻木家の唯一の生き残りです。私を拾ってくれたのが上村家です。そして今は巫女様の護衛任務が与えられたので、巫女様の護衛をしてるという訳です」
俺は今の会話で疑問に思った事を聞いた。
「その巫女様ってのはなんだ?」
「貴方には関係ない事です。それよりも死んで下さい」
そう言って櫻木家が動いたと同時に、また俺は吹き飛ばされた。
(まただ……また見えなかった!)
「貴方は巫女様を傷付けた。私は貴方を許さない」
「がっ!」
また吹き飛ばされて、今度は体に一筋の切り傷が入っていた。
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