生徒会執行部の選定開幕 Ⅱ

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「支配だと!?」 「そうだ。早く立たないなら攻撃するよ?」 夜桜はそう言いながら、魔力を溜め始めた。 「っ!あまりシュヴァルツァー家をなめるなよ!」 リンが立ったと思ったら魔力を暴発させて、夜桜が吹き飛んだ。 「風神形態に移行……トランス開始」 リンは無機質な声でそう言うと、リンの周りに風が集まり始めた。 「風よ全てのモノを切り刻め『ロスト・シュート』」 俺は直感的に周りに危害が発生すると思い、封じ込めていた魔力を半分程解放し、王香の魔力を打ち消した。 「朝風流守の型『五縛結界』」 俺が魔力を込めながら『春風』を地面に突き刺すと、辺り一面に光の壁を形成させた。 凄い爆音を響かせ、俺の魔力とリンの魔力が衝突してリンの魔力を打ち消した。 「はぁはぁはぁ……」 俺は久しぶりに魔力を使い、疲労しきっていた。 「そこまで!」 王香の声が響き渡り試合が終わった 「第三者に守られた事もあり夜桜咲は失格……よって勝者リン・シュヴァルツァー!」 リンはそのまま控え室に戻って行ったので、俺はその後を追った。
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