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「支配だと!?」
「そうだ。早く立たないなら攻撃するよ?」
夜桜はそう言いながら、魔力を溜め始めた。
「っ!あまりシュヴァルツァー家をなめるなよ!」
リンが立ったと思ったら魔力を暴発させて、夜桜が吹き飛んだ。
「風神形態に移行……トランス開始」
リンは無機質な声でそう言うと、リンの周りに風が集まり始めた。
「風よ全てのモノを切り刻め『ロスト・シュート』」
俺は直感的に周りに危害が発生すると思い、封じ込めていた魔力を半分程解放し、王香の魔力を打ち消した。
「朝風流守の型『五縛結界』」
俺が魔力を込めながら『春風』を地面に突き刺すと、辺り一面に光の壁を形成させた。
凄い爆音を響かせ、俺の魔力とリンの魔力が衝突してリンの魔力を打ち消した。
「はぁはぁはぁ……」
俺は久しぶりに魔力を使い、疲労しきっていた。
「そこまで!」
王香の声が響き渡り試合が終わった
「第三者に守られた事もあり夜桜咲は失格……よって勝者リン・シュヴァルツァー!」
リンはそのまま控え室に戻って行ったので、俺はその後を追った。
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