23人が本棚に入れています
本棚に追加
******
あれから、どうにか時間内に教室に戻る事が出来た。
「よーしお前達!今日はグラウンドで模擬戦をするから10分以内にグラウンドに集合だ!」
そう言って光先生がすぐ去って行った。
(いきなり模擬戦かよ……まぁ、軽くだったらヘマはしないだろう……)
そう思いながら指定されたグラウンドに足を向けた。
******
グラウンドに着くといきなり光先生が
「じゃあまずは、学級委員長のリン・シュヴァルツァーと朝風吹雪が模擬戦をやってくれ!」と言い出した。
「光先生ルールとかわからないので辞退し……」
辞退したいと言いたかったのに途中でリンが
「分かりました。朝風吹雪構えろ」なんて言い出すから、引くに引けなくなった。
「あのリンさん……?怒って居られますか?」
恐る恐る冷や汗を流しながらリンに聞いてみると……
「何を言ってるんだお前は……私は全然怒ってないぞ?これっぽっちも怒ってない」
(絶対昼休みの事怒ってるよな……)
「さぁ早く構えろ朝風吹雪」
(本当は、女と戦うのは苦手なんだけどな……まぁ、手加減すれば問題ないだろ)
そう思いながら俺は模擬戦に備えて構えた。
「ルールはいつも通り、魔法・体術・剣術のバトルでギブアップ又は気絶など勝負を続行出来なくなった時点で決着とする!それでは、バトルスタート!」
スタートした瞬間、俺の体は後ろに飛ばされた 。
最初のコメントを投稿しよう!