恋人達の時間

9/19
前へ
/19ページ
次へ
イケメンで社長と言う肩書を持っているせいか。 仕事の電話の時は表情ががらりと変わっている。 だが、麻友と一緒の時には優しいまなざしを麻友に見せている。 そしていつも甘えてくる。 まるで猫のようになついてくるのだった。 そんな高臣が麻友はとても大好きだった。 麻友を大事にしてくれる高臣、麻友の事を心も体も愛してくれる高臣、麻友は高臣の事をいつも一番に考えていたいと思っている。 すやすやと寝息を立てる高臣の頬をそっと撫でる。 やがて、駅に着くころようやく目覚めた高臣は大きな欠伸小して、 「ああよく寝たなあ。揺られるとやはり眠くなるんだな」と言うと涙目で麻友を見た。 麻友は微笑みながら 「お疲れ様、駅の前にバスが来ているでしょうから、さあ乗り込みましょう 「ああ、そうだな」と二人で旅館への送迎バスに乗り込むことにした。 バスの中から見る景色はとても綺麗だった。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加