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先輩のいない１年間を無事クリアして、私はついにこのド田舎キャンパスに来たのだ。先輩がいなかったら絶対に来ることのなかったはずのこの村に、私は先輩を追いかけて来たのだ！絶対先輩の彼女になって、都会でラブラブキャンパスライフを送るんだー！！
でもなぁ…。ほんとは先輩が留年しなかったら、私はこっちの講義受けるつもりなかったし。なんで留年したかなぁ…(笑)
でも、このしょーもないところも好き！
あの細マッチョ(当時は)な体に抱かれたい。乱暴に扱われたい。なぁんて、よからぬ妄想で楽しむのも昨日までだ！今日からは、先輩のお側で彼女の座を狙うばかり！！
さあ、さあ、どう攻める！どう攻めれば良いのだーーー！！
「……だからさ。俺、言ったのよ。刺身にわさびじゃなくてしょうがを付けるのもありなんですよ…って、奈緒美ちゃん聞いてた？」
「！！」
やばい。ちょっとトリップしてた。
「す、す、すみません！聞いてませんでした！」
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