5.穏やかな時間

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ふふふっ。 後少し……もう少しで彼女が苦しんでいくその姿を 一番近くで感じることが出来る。 手を射し伸ばしながら突き落すことも彼女の信頼を ゆるぎなきものにすることも出来る。 私が宝さまに手をかけた後、 宝さまは私を疑い私に向かってくるはず。 あの方はそう言う方だから……。 宝さまのことは、 他の誰よりも良く知っているから。 今宵、カムナの呪を発動させる。 全ての道を正すために。 さぁ、楽しみましょう。 私が消滅するその時まで……。 私が愛する大切な二人に心からのおもてなしを。 ……愛しい人……。
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