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結婚式は、それは華やかに行われました。
ポワンには三つ子の姉がいましたが、身分が低いために参加する事ができませんでした。
三つ子の姉たちの二人はそれぞれ独立していて、他の国に行ってしまいました。
末の姉だけがポアンと共に生活をしていました。
三番目の姉の名前は、フラーと言いました。
フラーは、成人すらしていない年の離れた妹が羨ましくてたまりませんでした。
ポワンが嫁ぐのであれば、自分も一緒に住めるよう、王様に頼んでくれないだろうかとすら思いました。
しかし、フラーがプロティオンと謁見した時に、臣下に一緒に暮らすことができない、ということをプアンは言われてしまいました。
フラーは悲しんでいると、プロティオンが年頃のフラーを見て、いい相手がいれば紹介しようと思っていました。
それは、ポアンがプロティオンに願い出た事でもあります。
自分が姉であるフラーの元を去ったら、フラーはひとりきり。
寂しいことこの上ない。
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